
こんにちは。kazuyaです。
以前よりUIの使いやすいtorne/nasneを愛用していたのですが、容量が足らなくなってきたことや、2019年にnasneの追加生産の停止が発表されまして、長年nasneの愛好家だった私も、ついに乗り換えを検討しました。(※2021年にバッファローが受け継いで発売が決定されました。https://www.buffalo.jp/topics/special/detail/nasne.html)
本記事では、乗り換え先に選んだSONYのブルーレイディスクレコーダーBDZ-ZW1700について、選定理由と、実際に使ってみた使用感について記載します。
目次
- 総合評価
- 選定理由
- torneに対応しているか
- BD-Rディスクに出力できるか
- 外付けHDD(4TB)で拡張できるか
- 外出先録画、リモート視聴できるか
- 実際使ってみた感想
- シークが遅い
- 外付けHDD(4TB)が使えるのはいい
- nasneのように低画質録画ができない
- UIはtorneでカバーできる
- リモート視聴や外出先録画がしづらい(90日で有効期限切れる)
1.総合評価(BDZ-ZW1700)【容量は十分だが、レスポンスに課題】
乗り換え先に選んだ機種はこちら
SONY ブルーレイディスクレコーダー BDZ-ZW1700
2.選定理由

以下、なぜnasneからの乗り換え先にSONYのBDZ-ZW1700を選ぶに至ったのかの理由をあげます。
2-1.torneに対応しているか
元々PS4用のソフトtorneからnasneを操作しており、このtorneのUIが素晴らしく使いやすく気に入っていましたので、このソフトに対応している機種ということで、SONYのブルーレイディスクレコーダーを選定しました。
2-2.BD-Rディスクに出力できるか
nasneはネットワークレコーダーにあたるため、直接BD-Rディスクに出力することができません。
パソコンからネットワーク経由で接続して、専用ソフトのPC TV Plus(https://www.sony.jp/software/store/products/pctv-plus/)を使うことでバックアップが取れるのですが、そこからBD-Rディスクに出力では2度手間になり非常に時間がかかるのと、PCに保存するにしてもPC側の容量が圧迫されるため、あまり運用できませんでした。
そのため、直接BD-Rに出力(書き込み)できるブルーレイディスクレコーダーを選定しました。
2-3.外付けHDD(4TB)で拡張できるか
nasneで最大のネックになったのがここで、nasneに限らず本体のディスク容量ではすぐに限界がきてしまうので、外付けHDDを増設する必要があります。しかしnasneでは仕様上4TB以上のHDDでは上手く動作しませんでした。(いろいろなサイトを参考にフォーマットなど工夫して、接続はできたものの、2TBを超えたあたりから正常に動作しなくなりました。)
今回は上記の反省を踏まえ、予め4TB以上の外付けHDDを使用できる機器を選定しました。
2-4.外出先録画、リモート視聴できるか
これはnasneの得意とするところで、やはり外出先から、録画し忘れた番組を録画したり、寝室やお風呂からリモートで視聴できる機能は便利でしたので、同様のネットワークレコーダー機能を搭載している機器を選定しました。
3.実際使ってみた感想

実際に購入後、使ってみた感想、主に残念ポイントを記載します。
3-1.シークが遅い
これは予想外で、非常に残念ポイントです。ブルーレイディスクレコーダー自体を操作した場合でも、torne経由でも同じなのですが、非常にシーク(早送りや巻き戻しなど)に時間がかかります。恐らく他のレコーダーと比べると同じくらいだと思うのですが、nasneが非常にレスポンスがよかったため、特に遅く感じます。
3-2.外付けHDD(4TB)が使えるのはいい
これは上述の通り、nasneから乗り換える理由になったところでして、問題なく4TBの外付けHDDが使えてます。恐らくさらなる拡張もできるはず。容量に関しては問題が解決できてよかったです。
3-3.nasneのように低画質録画ができない
こちらも盲点でした。
nasneでは、3倍録画という、画質を極力落として、HDDの使用容量を減らす機能があるのですが、これがBDZ-ZW1700にはついていませんでした。恐らくこれもnasne特有の機能と思われるため、仕方ないのかと思います。
ただ、十分な容量の外付けHDDを付けておけば特に問題はないと思います。
3-4.UIはtorneでカバーできる
torneに対応していますので、UIはnasneの時と変わらずにtorneから操作できるのはとても使いやすくよいと思いました。
ブルーレイディスクレコーダーのUIを付属のリモコンから操作しても、それほど使いづらくはないのですが、やはりランキングでのソートや、検索などtorneの使いやすさには敵わないかな、という感想です。
3-5.リモート視聴や外出先録画がしづらい(90日で有効期限切れる)
nasneではスマホアプリのtorne mobileに対応しており、このアプリから外出先からの予約や、リモートでの視聴(有料機能)が可能でした。
BDZ-ZW1700では、Video & TV SideViewというアプリに対応しているのですが、このアプリが使いにくいのもさることながら、機器登録後90日間で有効期限が切れ、再度連携が必要になります。
また、寝室のAmazon Fire TV Stickから、Diximという専用アプリで録画した番組のリモート視聴を行なっているのですが、上述のシークの遅さの問題もあり、非常に操作性が悪いです。CMを飛ばすのも至難の技です。VHSの時代に戻ってしまいました。(笑)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
結論としては、やはりnasneだと容量が足らないし、一々パソコン経由でバックアップを取るのがめんどくさい、という方は、ブルーレイディスクレコーダーへの乗り換えを検討されても良いかと思います。
ただし、シークのレスポンスが悪いので、特にリモート視聴をメインで使い、そこまで録画する番組が多くない(すぐ消せる番組が多い)方は、nasneのまま利用されるのがよいかと思います。
バッファローから新発売されるnasneが、容量の問題を解決してくれると一番嬉しい状態になると思います。
nasneからブルーレイディスクレコーダーに乗り換えを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。