
こんにちわ、Kazuyaです。
プロフィールは別で掲載しますが、IT系(SIer)企業に10年ほど勤めたのち、リクルートを経てフリーランスで動いているものです。サービスデザイン(UXデザイン)のコンサルティングの経験も1年ほどあります。
この記事では、副業で起業して、本業の傍らで100万円ほど事業で稼いだ方法を紹介します。
100万円というと、人によっては少ないと感じられるかもしれませんが、労働ではなく"事業"が稼いでいることがポイントです。つまり、不動産投資などと同じで、"自分が手を動かさなくても収入が入ってくるしくみを作れている"、ということです。

この記事は、
・本業の収入があがらないから副業(サイドビジネス)で収入をあげたい
・会社に依存したくない
・起業したいけど、いきなりサラリーマンを辞めるのはリスクがあるので、まずは副業で始めてみたい
と思っている方むけに、実際のやり方やポイントを紹介していきます。
長くなるので、いくつかに分けて記載していきます。
◆この記事を読むとわかること
・副業での起業の流れ
・実際に収益をあげていくコツ
・税金を合法的に取り戻す方法
◆ポイント
・モチベーションが続く方法やしくみを考える
・必ずしも仲間は必要ない
・差別化要素は考えなくていい
・副業・起業を趣味にする
・諦めない(重要!)
◆目次
1.なにを商品(サービス)にするか決める
2.自分がもっている・身に付けたいスキルを書き出す
→元々出来ること7割・身に付けたいこと3割くらいのイメージで考える
3.MVP(Most Variable Product)を決める
→とにもかくにもまずはサービスインしてみる
4.検証・改善を繰り返す
5.実例
1.なにを商品(サービス)にするか決める

長い期間付き合っていく事業になるので、ここを決めるのは難しいと思っていますし、実際にどうやって儲けるか?と頭を悩まして結局決まらず、決まっても長続きしない、という人をよく見てきました。(自分もそうでした。)
あとでも書きますが、副業や起業は取り組み初期には金銭面でのインセンティブ(ご褒美)がないことが殆どであるため、どうやって継続させる状態を作るか?が非常に重要です。これに尽きるといってもいいと考えています。
つまり、どうやったら儲かるか?を考えるよりも、どうやったら長続きするか?を考えることがなによりも重要です。ここが出発点です。英語が喋れるようになるためには、外国人と付き合うのがいいと言われるのと同じです。
では、どうやったら長続きするかですが、大きく分けると2点に集約されると思います。
・自分が好きなこと
・伴走してくれる仲間がいること
1点目は説明不要かもしれませんが、つまるところ、副業や起業を趣味にしてしまえばいいということです。語弊があるかもしれませんが、普段なにも生み出さないテレビ鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム、ショッピングなどの時間を副業・起業にあてたいわけです。そのためには、副業・起業が先にあげた普段の暇つぶしの行動よりも面白くある必要があります。そのためには、本当に自分が好きなことをテーマとして選ぶことが重要だと考えます。
2点目はライザップと同じで、なにか閃いたり作ったりしたときに、それに対してフィードバックしてくれたり、一緒になって考えてくれる人がいると、モチベーションが継続しやすいと思います。
私の場合は、起業自体への興味は元々高かったので、仲間が好きな商材を選ぶことで、結果的に長続きさせることができました。
【ポイント1】なにを商品・サービスに選定するかは、"好きなもの"から選ぶ
2.自分がもっている・身に付けたいスキルを書き出す

1でwhatの部分は決まりました。一般的には事業や企画を考えるときはwhy→what→howの順番で考えますが、副業で始める場合は、whyから始めると好きなことに着手できずに結果的に長続きしなくてなにも課題解決に繋がらない、というパターンに陥りやすいため、whatを定義しました。次はhowを決めます。これも理由は同じで、長続きさせるために自分の得意なことや、伸ばしたい・身に付けたいことを活用させることを考えます。
具体的には、自分のもっているスキル、新たに身に付けたいスキルをそれぞれ10個程度書き出します。自分のもっているスキルのうち、特に伸ばしたいスキルに印をつけておいてもいいでしょう。
そこまでできたらあとは、1で決めた商材と、書き出したスキルを掛け合わせて、どうやって実現するかを考えます。
例えば、私の場合は、IT企業に勤めていたので、webサービス開発に関する知識は多少ありました。ただし、主な職域はプロジェクトマネジメントだったので、プログラミングのスキルも身につけて伸ばしていきたいと思っていました。また、仲間として妻に協力してもらうことになるのですが、妻は時間があれば洋服をネットで探し回るような大のファッション好きだったので、ファッションを商材にすることに決めました。webサービス× ITとくれば、いま流行のレンタルサービスをやってみよう、ということで、立上げる事業を「ファッションレンタルサービス」にする、と決めました。
私の場合はITの知見が多少あったので、上記の内容になりましたが、例えば営業が得意、英語を伸ばしていきたい、ということであれば、海外から輸入して国内で売ってみたり(バイヤー)、その逆でもいいわけです。(ちなみに妻は子供服をアメリカから輸入してメルカリで売って利益を得ています)
イメージとしては、既にもっているスキル7割、新たに身に付けたいスキル3割くらいの割合で考えると、ハードルが高くなりすぎなくて良いと思います。
こんな簡単に事業の内容を決めていいの?もっと市場調査とか成長戦略とか競合との差別化要素を検討しなくていいの?などなど頭の良い人は気になるかもしれませんが、いっさい不要です。
自分がzozotownの社長を引き継いで会社を大きくしなければいけないとか、コンサルファームで経営方針を事業会社の社長にプレゼンしないといけない、とかであれば勿論検討が必要ですが、これから事業を立ち上げようというレベルであれば、そんなことを考える前にまずはやってみる、といことが重要です。実際にやってみて、少し軌道にのって、ライバルとパイを奪い合えるレベルになってから、もしくは資金調達が必要なフェーズになったときに考えればいいのです。(別掲しますが、資金調達の際にも結局それまでにどれくらい手を動かしてきたか、と売上の見込みも重要な加点要素になります。)
【ポイント2】やりたいこと×できること・できるようになりたいこと、で事業の内容を決める
3.MVP(minimum viable productの要素を決める

これはUXデザインとよばれる、サービスや企画の文脈でよく使われる言葉で、日本語では「実用最小限の製品」と訳されます。要は、自分が考えたアイデアやサービスが世の中に受け入れられるか?を確認するための最小限のまとまり、のことです。
副業や少人数での起業の場合、関われる人数や当てられる時間が短いことが多く、その中で如何に成果をあげられるかが肝になってきます。そうゆう場合は必然的に優先度の高いことから着手する力が働くので、効率性の面ではさほど気にする必要はありませんが、「最低限ここまで作れば(やれば)ぎりぎりサービスインできる」というスコープ(範囲)を決めておきます。機能を箇条書きにしてもいいですし、サービスの内容を文字に起こしておいてもいいです。
私の場合は、上記のファッションレンタルサービスのwebサイトを立ち上げて、商品が4つあって、とりあえずレンタル注文することができればok、というような形で定義しました。大手の会社であれば、やれマーケティングはどうする、ロードマップはどうする、差別化要素は、業務効率化のための仕組み、など、思いつく要素が無限に広がって予算ギリギリまでやれることをやろうとしますが、副業や起業の場合は、まずはスタートすることが大事です。スタートすると、市場からのフィードバッグが得られるので、本当にやらなければいけないことが事実ベースで見えてきます。
例えば、私のファッションレンタルサービスの例でいうと、アクセサリー系はまったく需要がなく、ハイブランドの商品が人気がある、ドレスはよくみられるけどレンタルに繋がらない、ハイブランドのバッグは盗難されるケースがある、などということが分かってきます。それらに対して、重要な課題から手を打っていけばいいのです。手を打っている間にも収益は伸びていくので、ここまでくればモチベーションの持続も比較的楽になってきます。(楽しさが勝ってくるので。)
【ポイント3】出来る限り必要最小限の要素で、まずはスタートしてみる
4.検証・改善を繰り返す

3で一旦スタートできたら、検証と改善を繰り返します。世の中的にはPDCA(Plan、Do、Check、Action)と言われたりしますが、まずDoは3で完了していますので、Check(検証)を行います。はじめは笑っちゃうくらい酷い内容で、どこから手をつけていいかわからない、というケースが殆どかと思いますが、ここから「こうすればよくなるのでは?」「ここをなくせばいいのでは?」とアイデアをどんどんだしていき、一番効果がありそうなものから着手していきます。尚、アイデアを考えていると頭がこんらんしてくるので、マインドマップツール(XMind)を使うのがオススメです。また、一度やってみようと思ったアイデアはストックしておくと後で忘れなくていいので、課題管理ツール(Backlog)に記載しておくと管理しやすくていいと思います。優先度や期日でソートできるのも便利です。
ここからはやる気とアイデア次第でどんどんサービスは伸びていきます。途中で投げ出したくなる時もあるかもしれませんが、大抵ライバル達も同じ壁にぶつかって乗り越えてきているものです。諦めなければ殆どの壁は突破できるので、楽しみながら、ゲームをクリアしていくような感覚で改善を繰り返していけると、世の中のためなり、自分にもご褒美がもらえるサービスができてくると思います。
この記事を読んでいただいた読者のうち、楽しく副業・起業をしてみたいと思って行動に移してもらえる人が一人でもいれば嬉しいです。
なにかあれば相談にのりますので、遠慮なくご連絡ください。
会社だけに依存せず、自分の力で生きていくのも自由・幸せのあり方の一つだと思っています。自分らしいサービスを作って人生楽しみましょう!